住民は怒っている「オール鋸南の叫び」2015年07月22日

今日は安房郡鋸南町の住民のみなさんが、汚染土埋立施設の許可をめぐり、県への抗議のアピールをする集会、デモが行われました。住民のみなさんは大型バス5台で300人の方々が2時間近くかけて千葉市の中央公園に集結し、怒りの拳を振り上げました。日本共産党も県議団5名全員で激励に駆けつけました。

 砕石業者として鋸南町で砕取事業を行っていた鋸南開発㈱は、認可違反を繰り返し、結局、埋め戻す土がないと言うことで、汚染土で埋め戻そうと企て、埋立施設を建設しました。そして今、そのために5月に汚染土壌処理業の許可申請を県に提出しています。

 汚染土壌埋立施設の建設に当たり、県は施設の300メートル以内の住民の同意を取るよう指導しましたが、多くの住民が反対を表明したため、住民同意は法的要件ではないと手のひらを返したような態度に出ました。

 「国のガイドラインに則った処理施設を建設して、有害物質が溶け出さないよう処理して埋めるので安全」といわれても、土壌汚染対策法では持ち込まれる土砂の検査が義務付けられていないのです。どんなに危険なものが持ち込まれるかわからない。しかも施設が破損して漏れ出さない、溶け出さないという保証はどこにもなく、住民が不安に思うのは当然です。

 いったん有害物質等の汚染が起これば、命や健康を脅かし、農業、漁業、観光への影響も計り知れないものがあり、住民と町にとっては死活問題にもなりかねません。ですから県議会へは、人口8000人の鋸南町で、1万人を超える反対署名が届けられ、まさに「オール鋸南」の運動に発展しています。

 いま、何より求められているのは、「住民の理解と合意」を前提にした行政運営であり、法も守らない業者に対し県が毅然とした態度で臨むことです。

 集会では、環境生活常任委員会所属の三輪由美県議が党を代表して激励のあいさつを行い、「住民のみなさんとともに最後まで頑張りぬく」決意を表明しました。日本共産党県議団は来月、現地で町長や住民団体のみなさんとの懇談を計画しています。住民のみなさんの思いをしっかり受け止め、9月議会に望みます。

 

 午前11時半、照りつける猛暑の中、300人が集結しました。

 千葉労連も町ぐるみの運動を支援

 5人の県議団がそろって激励に駆けつけました。

 集会開会、責任者が力強くあいさつ

 鋸南町長も駆けつけあいさつ「地方自治の問題として反対を表明」

 県庁までアピールデモ「住民の声を聞け」「森田知事は許可するな」

 

 

今朝の宣伝は柏駅南口。やざわ英雄候補、くさかみや子市議が訴えました。西口では無所属新人の候補が、南口下では無所属現職議員が宣伝。市議選もヒートアップしてきています。




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