すごいぞ、沖縄2014年09月09日

昨日投開票された沖縄のいっせい地方選挙の結果が「赤旗」一面で報道されています。すごい。510町で22人の立候補で21人当選、前回比で3議席増の大躍進でした。

 とりわけ焦点になった名護市議選の結果はテレビなどでも報道されていましたが、稲嶺市長の与党が14人当選で過半数を確保し、日本共産党は新旧交代の選挙でトップ当選を果たしました。これはどこから見たって、「米軍新基地建設ノー」の市民の明確な意思を示したものでしょう。

 しかし官房長官は昨日「選挙結果は新基地とは無関係」「粛々と移設を進めていく」と述べたと報道されています。しかしこの開き直りは、もはや通じないのではないでしょうか。東京新聞は「『辺野古』強行」「拒絶する名護の民意」との社説で、「米軍新基地建設は再び市民に拒絶された。地元市議選で示された民意は明白だ。政府はこのまま工事を進めるのではなく、再考を求めたい」と、強調しています。新基地建設作業は直ちに中止し、「民意に寄り添う」ことこそいま政府に求められているのではないだろうか。

 選挙中、沖縄の赤嶺衆院議員は「県民の怒りの天井が抜けた」といったそうですが、「琉球新報」などの世論調査では、強権的な基地建設に反対が80%を超え、安倍政権の強権姿勢に批判的な声は81%を超えて絶対多数になっていたといいます。この力で、11月の知事選挙ではなんとしても勝利し、政治の流れを大きく変える選挙にしたいものです。

 同時に、私たちは沖縄のたたかい、奮闘に学んで、集団的自衛権行使容認、消費税増税、原発問題など、あらゆる面で「市民の怒りの天井が抜ける」ところまで運動を広げていくために力を尽くすことが求められていると感じました。




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