12月県議会が始まりました2014年11月26日

 

 総選挙の公示まで、あと5日という中、今日から12月県議会が始まりました。冒頭の知事はあいさつで、議案の概要説明の後、問題になっているオスプレイの木更津駐屯地への定期整備拠点配備の対応について触れました。国から協力を求められたと述べた後、「国が安全保障について総合的に考慮し、責任を持って判断した結果と認識している。安全保障は国全体の問題であることから、自冶体としても協力する必要があると考えている」と受け入れる方向を示しました。

 その後に、しかしながらとして「オスプレイについては、一部に安全性に対する不安の声があるため、防衛大臣に対し、徹底した安全対策を行うことなどを要望した」「今後も県民の安全や安心を確保できるよう適切に対応していく」と述べました。これは、この間の県議会での指摘や県民集会の成功など、県民の声の反映でもあると感じました。

 その後、知事に対し来年度の予算要望を行いました。党県委員会から椎葉書記長が参加し、小松実県議も出席して要望書を手渡しました。重点要望書は細目で123項目にもなりますが、それぞれが12点、直接知事に対策などを求めました。私はこの間、議会でも取り上げてきた、建設労働者の労務単価の問題について、2次、3次下請の賃金実態を調査し、引き上げられた設計労務単価が末端まで行き渡るような手立てをとってほしいと要望しました。

 

 

 

 衆院選に出馬をする小松実県議は、事実上今日が最後の県議会での活動の場となります。当局の幹部はもとより、他会派の重鎮議員、議会事務局の女性職員などなど、次々と控え室に訪れ、別れを惜しむと同時に、この間の議会での論戦など活躍に対する敬意も表していました。もちろん予算要望のときの知事も小松実県議に労いの言葉を送っていました。脇から見ていても実に微笑ましい光景であり、立場の違いを超えて、この間の功績・実績に賞賛の声が送られる、日本共産党議員の姿と同時に、周りに人たちをつつみこむ小松さんの人柄でもあると感じました。少しでも近づけるようにがんばらねば…。