「病院、どうなるんでしょうか」2015年01月17日

事務所に電話をいただきました。ご主人を亡くされて、いまは市営住宅で一人暮らしという女性の方です。自宅に届けられた「加藤英雄事務所ニュース」を見て電話をかけようと思ったということでした。ニュースに掲載していたわけではないけど、市立柏病院のことが心配になってというものでした。日本共産党は当初から現地建替を求めており、柏の葉開発地域への移転には反対だし、住民のみなさんといっしょにこれからも運動を進めていくと述べて、お話しを伺いました。

 手が不自由で障害をもっていて「片手で洗濯も炊事もやっています」と話され、市立病院が無くなってしまうのではないかと不安に思っているというのです。定期的に通院していて「いまはタクシー、ワンメーターで行いけるけど、 遠くへ行ってしまえば、そんなにタクシー代は出せないし、かといって転院といっても近くに病院はないし、どうすればいいのか考えてしまう」と。

 先日もふるさと協議会の方のお話は書きましたが、地域住民のみなさんにとって見れば、いまの市立柏病院は、命をつなぐかけがえのないものになっているんだと感じました。

 さらにその方は「いまのところで新しく建てるのでは、何故ダメなのか、私たち一般市民ではよく分からないんです」とも。市民のみなさんの不安や疑念に応える説明がされていないし、もちろん納得などしていないことがヒシヒシと伝わってきました。

 市立病院「移転」をすすめる市長の思惑はどこにあるのか。「移転先にありき」でことが進んでいるとしたら、まさに住民そっちのけだといわざるを得ません。住民のみなさんを納得させるだけの大儀を示せないんだとしたら、住民の願いに沿って、現地建替を行うことこそ、市民の代表である市長のとるべき道なのではないだろうか。