ポストに署名用紙が2015年03月16日

昨夜、帰宅すると団地のわが家の集合ポストに署名用紙が2枚、届けられていました。地元の共産党団地支部が取り組んでいる「コンフォール内に、一時利用の駐車場の設置とデイサービスの送迎者などが使えるスペースを確保してください」というUR都市機構への改善要求署名です。

 豊四季団地は、昭和39年入居開始、当初4850世帯・1万人の住む公団住宅ですが、URストック再生計画で「全面建替」団地になっています。昨年は1丁目と2丁目の1DKの約740戸の方々に対して第4事業区域としての建替説明会が行われました。これで建替に着手していないのは4丁目の1240戸だけとなり、着々と団地の建替が進行しています。

 高齢者が多い団地住民にとって建替によって各団地にエレベーターが設置されるなど、歓迎されている面も多いのですが、新しい団地の出現によって、街づくりの上で住民の不満や新たな要求が次々と出されてきています。

 今回の署名もその一つです。建替後の団地内のメイン道路は道幅も広くゆったりとしたスペースで作られていました。しかしそこに路上駐車などが増えたために、URはメイン道路全体にポールを設置しました。そのため今では車同士がすれ違うのもやっとという状況になり、何よりもデイサービスなどの送迎車が停車しているスペースすらなくなってしまいました。

 住民のみなさんからは「子どもや孫が来ても車を止めておくところがない」「デイサービスの車や宅配の車があると出入りできなくなる」などの不満の声があがっていました。そこで団地支部の署名では、「団地内の契約駐車場が空いているのでそこを提供して一時利用の駐車場にして欲しい」、「介護や在宅医療の車を止めておけるスペースを適切に確保して欲しい」の2点にしぼって、住民のみなさんに署名・共同を呼びかけています。

 しかも署名は切り取り式で、左側には署名のお願いとともに、「下記の最寄りの集合ポストに入れていただければ助かります」と記され、党員の住居番号と名前が書かれています。そこに私の名前も書かれており、住民のみなさんからの署名が届けられたというものです。住民のみなさんが署名をし、自ら届けてくれると言うんですから豊四季団地の支部が住民のみなさんとの間に作ってきた絆がいかに深いものであるかを示していると思います。「困ったときは共産党へ」というのと同時に「共産党は住民の声を取り上げ、力になってくれる」という信頼関係が作られているのです。この間の共産党支部のみなさんの努力に敬服いたします。

 政策というのは身近なくらしの要求を取り上げることだというのは、一般的には私も理解しています。そのためには日常生活の「なぜ、どうして」ということや「何かおかしい」と思うことを見過ごさない、市民から出された声や願いを受け止める感覚・敏感性が必要なことはいうまでもありません。そしてその願いや要求を阻んでいる元凶が何なのかを明らかにし、声や願いを政治を変える力にしていくのが私たちの仕事です。この点でも団地の共産党支部には学ぶところがたくさんありますし、私自身まだまだ至らなさを感じています。

 

 

 これはその前に取り組んだ署名です。建替によって道路変更が行われ、いままでの横断歩道が移動しました。郵便局や銀行に行くのに遠回りをしなければならなくなり、「元のように人が通れるようにして欲しい」というもの。単純だけどみんなが望んでいたことでした。このときも私のところだけでも、届けられた署名は10通以上になったと思います。


 夕方からは東口での署名宣伝を行いました。口々に怒りをぶつけながら署名をしてくれました。女性の方は「もう共産党しかないものね」と言って署名をして駅に向かいました。そうしたら途中から引き返してきて「共産党の新聞を読みたいんだけど、どうすればいい」と。エツと驚き、署名用紙に電話番号も記入してもらって、日曜版の購読の約束をしていただきました。うれしい署名宣伝になりました。