解散・総選挙の流れ? ― 2014年11月12日
週明けから、にわかに解散・総選挙の風が吹き始めてきました。今朝の新聞では「年内」との文字も飛び交い、テレビも特番を組み、週刊誌にはもう当落予想も出始めています。報道でも安倍首相は解散の問題を問われ「否定していない」と、すでに解散は流れだと強調しているものもあります。
磐石に見えた安倍政権ですが、消費税増税でアベノミクスの失敗・破綻が露呈し、集団的自衛権行使容認では、国民総スカンで首相はこの問題を臨時国会の所信表明でも触れることが出来ませんでした。その上、原発再稼動の強行、沖縄辺野古の基地建設も問答無用の強行突破を図ろうとしています。さらに臨時国会でゴリ押ししようとしている労働者派遣法改悪案もすでにボロボロです。厚生労働大臣が答弁を間違えて修正をする、法案のどこにも書いていないことを口にし、整合性もなくなってきている、おおよそ内閣の体もなしていない実態も露になり、ただただ財界・大企業の言うがままの政権運営でしかないということも浮き彫りになってきました。
国会では圧倒的議席をもち数の力を誇る政権をいま追い詰めているの
は、なによりも国民の声と運動です。どの問題をとってみても国民の多く
は「ノー」の声を発しています。と同時に国民のみなさんは声をあげるだ
けではなく、全国津々浦々で行動に立ち上がっているのも特徴です。柏市
内でも、集団的自衛権行使容認の閣議決定以降、毎週土曜日の抗議宣伝を
行ってきました。10月には200人が集まり、「戦争する国づくりノー」「安
倍内閣は退陣を」と市内を練り歩くピースパレードが行われました。
日本共産党はいち早く、安倍政権打倒の国民運動を呼びかけ、新しい政
治の流れを国民のみなさんとともにつくることを訴えてきました。あれだ
け持ち上げられた「自民・民主」の二大政党の流れもすでに破綻し、第3極
といわれた政党も今では見る影もありません。政治はまさに「自共対決」
の流れになっているといっても過言ではありません。
さらに国民の声と運動を広げ、来るべき総選挙では日本共産党を大きく
躍進させようではありませんか。
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