県道、河川の放射能対策など、県に要望2014年11月14日

今日は、わたべ市議と地元のみなさんとともに、柏市内の県道の舗装整備、河川の放射能対策、浸水対策、土砂災害危険箇所の対策などを、県・県土整備部に要望し交渉しました。

 県道の歩道整備は、各地で「側溝の上を歩いている」「狭くてすれ違えない」「側溝の段差やガタガタで危ない」「ベビーカーも通れない」などの声が多数寄せられ、党柏市委員会でも現地調査を何度も行い、柏土木事務所との交渉も行ってきました。今日は県として市内の県道すべてで、「5ヵ年程度で、抜本的整備」を求めました。県は現在柏市内で、4路線・5箇所・1,2kmで歩道の整備を行っている、今年度予算は2億円程度であることを明らかにし、参加者は写真も示して、狭い歩道の実態を訴え、ガードレールの移動などの要望をしました。また、県道の歩道、すべてに関わる修繕計画を持っているのかとの問いに、歩道修繕の全体計画は持っていないことも明らかにしました。

 大堀川の放射能対策で、県は現在、堤防の上は0,23マイクロシーベルト以下になっている、立ち入り禁止区域も定期的に測定していると説明。タテ看板に測定値などを明記して情報を市民に知らせるようにすべきとの指摘には「今後、検討する」と答えました。

 水害対策については、最近、記録的な集中豪雨が起きているが、基本は時間降雨量50mmに対応できる整備を進めていくとの対応でしたが、高柳付近の水害対策では、上大津川支川の整備について、国庫補助や具体的整備についての協議を柏市ともすすめていくと述べました。

 土砂災害対策は、県として毎年6月を土砂災害防止月間にし、危険な優先箇所について点検している、特に8月の広島県の災害のあと、国交省の指示で、関係住民に対し、危険箇所の周知と、避難場所の徹底を図ったと答えました。基本は住民に危険箇所であることを認識してもらい「いかに逃げるかだ」とも述べました。

 

 県庁本科への要望は久々であり、県として県民の命と安全を守る立場に立って、県道の歩道の総点検などを求めていくことが必要だと感じました。土砂災害対策では、警戒区域などの指定を急ぐとともに、擁璧の設置などの防止策を住民と具体的に詰めていくことなども急ぐ必要があります。

 

 

以下が要望文書です。

         柏市内の県道・河川などにかかわる改善要望書

 

貴職におかれましては、日頃から千葉県民の生活向上、安全安心のまちづくりに心を尽くしていただいていることに感謝申し上げます。

下記事項は、柏市民から寄せられた要望・意見のうち、千葉県政にかかわる、1.柏市内をはしる県道にかかわる改善、2.柏市内を流れる大堀川、大津川にかかわる放射能対策及び河川敷の遊歩道など整備、3.柏市内の河川の氾濫にともなう浸水被害対策、4.土砂災害危険地域の安全対策などで、安心安全で暮らしやすいまちづくりをのぞむ地域のみなさんの切実な声です。

貴職におかれまして、この切実な地域住民の要望にそって具体的な改善がおこなわれますよう要望します。

                  記

1、柏市内をはしる県道にかかわる改善要
 県道我孫子関宿線、守谷流山線、柏流山線、松戸柏線(旧水戸街道)、白井流山線、柏印西線、市川柏線、船橋取手線の歩道は随所で狭隘かつ必要な歩道が確保されていない状況です。道路構造令による有効幅員の確保及び排水設備などの抜本整備が、おおよそ5か年計画程度でおこなわれるよう要望します。 

2.柏市内を流れる一級河川大堀川、大津川にかかわる放射能対策及び河川敷の遊歩道        など整備と改善要望

 大堀川流域では今なお高いレベルの放射線量が測定され、立ち入り禁止などの措置がとられています。除染を進められるよう要望します。大津川流域は放射能測定と必要な除染、河川敷の遊歩道の整備を要望します。

 

3.市内の集中豪雨による浸水被害対策の要望

昨年10月には柏市高柳付近の上大津川の氾濫による浸水被害など、集中豪雨による浸水被害が市内各地で起き、今後も再発の心配があります。千葉県の計画降雨強度を時間50mmからより安全な雨量に改めて浸水対策をおこなうよう要望します。また上大津川の掘り下げなどの改善のための補助なども含め防災・減災対策がとられるよう要望します。

 

4.市内の土砂災害危険地域の改善要望

 柏市内で土砂災害危険個所は62カ所、土砂災害警戒区域などの指定は9カ所となっています。集中豪雨が頻発する中、土砂災害の起きる危険個所の総点検と安全対策が進められるよう要望します。  

 

以上




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