がんばれ、オリエンタルの仲間たち2014年06月12日

昨夜、JMIUオリエンタルモーター支部の支援共闘会議の集まりがありましが、私は出席できずに、かなり遅れて二部の懇親会の席に顔を出させていただきました。

当然酒席ですから、思い思いの話が飛び出してきます。オリエンタルの仲間が39年にもわたるたたかいを振り返りながらそれぞれに語った決意に胸を打たれ同時に励まされました。「カミさんと結婚する前からたたかいが始まり、もう孫もいる。定年になったが勝つまでがんばりぬく」などなど。苦しいたたかいの筈なのに、悲壮感はなく、みんな明るく「正義は必ず勝利する」という思いがビンビン伝わってきて本当に熱くなりました。

思い起こせば、私が十余二の工場に勤務し、労働組合の青年部活動を始めた頃にオリエンタルモーターは組合を立ち上げました。組合の切り崩しが始まった当初、私たちは油で汚れた作業服のまま、オリエンタルの工場門前集会に駆けつけた記憶がいまでも蘇ってきます。

39年もの間、職場では労働組合の切り崩し、賃金差別、配転強要、職場での吊る仕上げ、さらに団体交渉拒否と、無法地帯とも言えるような人権侵害、不当労働行為が続けられてきました。最高裁の判決が出されても、いまだに組合員差別が是正されていないのです。

会社は何をやってもいいんだと言わんばかりの、まさに「元祖・ブラック企業」がオリエンタルだと言わざるを得ません。オリエンタルの仲間の闘いは、単に不当労働行為を是正するなどというものではなく、人間としての尊厳をかけたたたかいだと言っても過言ではないと思います。

東葛地域では「ブラック企業をなくす会」が結成されました。現場からの告発で一つひとつ「ブラック」をなくす運動を広げていくことが求められています。同時に私は、オリエンタルの勝利なくして、東葛地域の労働環境の局面を変えることはできないと強く思っています。

オリエンタルの仲間への全面支援を続けていくとともに、「この街にブラック企業はいらない」の共同を広げるために、さらに力をつくしていこう。