つどいと宣伝、そして議会対策2014年06月21日

今日は昼食をはさんで、柏市女性後援会の集いのお招きをいただき参加しました。朝から準備した炊き込みご飯やトン汁、持ち寄りの料理もいただきました。行事などが立て込んでいる最中でしたが30人以上の方が集まりました。

 私は冒頭、開会中の県議会のホットな報告を。朝日新聞が「珍しい応酬」と報道した、集団的自衛権行使への知事の同じ答弁の繰り返しのことや、県立高校で使用している歴史教科書をめぐって、自民党の攻撃がエスカレートしてきている県議会の実態をお話し、いまや県議会は政治的には「自共対決の様相」と言っても過言ではないと報告しました。その上で来春の県議選で日本共産党の議席躍進へのご支援をお願いしました。

 参加していた市議団の報告を聞いていて驚いたのは、いまの6月議会で市長は個人的とは言いながら「集団的自衛権行使を支持する」と答弁したというのです。県内で唯一、市役所庁舎に自衛官募集の垂れ幕を掲げているのも柏市だけです。これでは、若者を自衛隊に集め、海外での武力行使で「血を流せ」という路線を支援していると言われても仕方ないのではないでしょうか。政府の危険な動きに、首長や自治体が懸念の声をあげ始めているときに、この流れに逆行しているのが柏市だといわざるをえません。そしてこれは市民の思いとも大きく乖離していると実感したのが、午後の宣伝でした。

 お茶で乾杯

 手作りの昼食

 激励のお花と絵手紙もいただきました。

 

 午後からは、日本共産党柏市委員会で、柏駅東口デッキ下で「集団的自衛権行使容認へ反対の声をあげよう」と宣伝とシール投票を行いました。「あなたや家族が戦場に……『海外で戦争する国に』賛成?反対?」の前回と同じ投票でしたが、今回は反対が圧倒的でした。結果は反対・92、わからない・3、賛成・4でした。特徴的だったのは、信号待ちのときなど自ら手を出してシールを受け取りにくる方が半数近くいたことでした。市民は声を出す場が、意思表示する場がないんだと実感すると同時に、市民の行動が具体的になってきており、もっともっと宣伝を強める必要があると思いました。

 話しかけてきた高齢の女性の方は「一番上の兄が徴兵で終戦間際に戦地に行きました。日本が攻められたときに守るのは必要だけど、日本の自衛隊が外国に出かけていって戦争をするなどということをやってはいけない」と、力を込めて反対に投じていきました。若い男性の方は、反対に一票投じながら「昭和の戦争のときに、なぜこの国には『戦争の歯止め』がなかったんでしょうか」と率直な疑問を。教育を含めた戦前の絶対主義的天皇制のしくみなどの話をさせていただきました。

 決して市民のみなさんは無関心なんかじゃない、海外で戦争できる国になどしてはいけないとの思いを強く持っているんだと実感させられました。同時に声を上げ自らの意思表示をする場を求めているし、反対の世論を広げるために、さらに日本共産党の本領を発揮しなければと強く思いました。