今日から本会議質問開始2014年06月17日

今日から本会議質問が始まりました。自民党の代表質問に対し、知事は懸案だった重度心身障害者の医療費窓口無料化について、来年8月から現物給付・窓口無料化を実施すると答弁しました。

昨年9月議会で、現物給付への移行の手続きをすすめると表明したときには、昨年度は制度のワク組を定め、今年度は市町村との調整があることから、実施は来年4月といっていたのですから、4ヶ月遅れることになります。

知事の答弁の中で、市町村の意向調査を行ったら、90%の自治体が現物給付を望んでいると述べました。当然のことでしょう。最も手厚い制度、最も利用しやすい制度が求められていた重度心身障害者の医療費窓口無料化を後回しにしてきたのは県の責任なのです。実際に窓口などで障害者と接している市町村では一刻も早い実施を望んでいたはずです。

20年来の障害者団体の皆さんと日本共産党の運動が、厚い厚い県行政の壁をこじ開け、やっと実現することになります。

しかし完全無料化ではなく、子ども医療費と同じで通院1回、入院一日当たり300円の自己負担金を徴収すると答弁しました。制度の公平性などを理由にしていますが、障害を持っている方が待ちに待った窓口無料化なのに、こんな冷たいやり方があるでしょうか。来年の実施まで、完全無料化に向けた県民世論を高めていかなければと強く思いました。

明日は午後一時から、丸山慎一議員が質問で登壇します。完全無料化を求める質問も行います。新たな運動の始まりです。

 

余談ですが、一日遅れの「父の日」プレゼントが昨夜、娘から届きました。麻のシャツです。ちょっと気恥ずかしい感じがしています。




あきれるばかりの議会答弁2014年06月18日

今日は丸山慎一議員が本会議一般質問を行いました。3回までしか出来ない本会議での質問ですから、その場を何とかかわせばいいという姿勢がミエミエで、まともな論戦にならない本当にがっかりする、呆れるような県当局の答弁でした。

典型的なのは森田知事の答弁です。緊迫した事態になっている集団的自衛権行使をめぐる問題で、丸山議員は「知事はキッパリ反対すべき」「解釈改憲を閣議決定するなど、立憲主義を真っ向から否定するものだが、どうか」と知事の政治姿勢、認識を聞いたのに「安保、外交問題は国において措置される」と答えただけ。2月議会と一言一句同じ答弁でした。

実際に自衛隊が戦地に派兵されるかどうか、若者が戦場で殺し殺される事態になるかどうか、マスコミも連日報道している問題です。国の有り様が根底から覆されようとしているのに、自分の思いも語れない、何と情けないことか、「あなたは政治家だろう」と叫びたい思いでした。

原発再稼動問題もしかり。福井県大飯原発の再稼動差し止めを命じた、福井地裁の判決をどう認識しているのか聞いたのに、返って来たのはただ一言。「福井地裁は裁判所としての判断を示したもの」これだけです。その司法の判断を行政としてどう受け止めているのかが問われているのです。まるで都合の悪いものは答えないとでも言っているような答弁でした。

来春の県議選、何としても日本共産党の議席を増やしたい。こんな腐りきった答弁を許さないだけの議席を確保したいとの思いを抱いたのは、私だけだっただろうか。

 

 本会議質問をする丸山議員




TXの無法行為は許せない2014年06月19日

TX(つくばエクスプレス)の駅舎などの施設管理や修繕工事などを請け負ってきたS社へ、TXを運行する首都圏新都市鉄道㈱が事務所の立ち退きを迫り、労賃の未払いにも応じないなどの無法ぶりは、加藤英雄事務所ニュース・6月号(ホームページ参照)でお知らせしました。

 いま「ブラック企業」「ブラックな働かせ方」という言葉が当たり前のように使われるようになり、厚生労働省も昨年、全国的に調査に乗り出しました。しかし雇用関係になくても、TXの下請いじめは、ブラック企業そのものではありませんか。

 公共交通として乗降客を増やしている鉄道ですが、第三セクターと言っても、資本金1850億円の9割は沿線自治体が出資する、いわば自治体丸がかえの会社なのです。そこでこんな無法行為が行われているなど、断じて許されるものではありません。

 振り返ってみれば、1985年の運輸政策審議会で「常磐線の混雑緩和を主目的に」第二常磐線的意味合いで答申が示されました。しかし、1989年、「大都市地域における宅地開発及び鉄道整備に一体的推進に関する特別措置法」(宅鉄法)が成立し、鉄道の周辺を区画整理事業によって大規模に開発する計画へと変質していくのです。自治体が開発区域内を分散的・虫食い的に先買いした土地を区画整理法に基づいて「集約換地」(分散した土地を一箇所にまとめる)して鉄道用地に当てるという初めての手法がとられました。

時はまさにバブル真っ盛りでした。アメリカとの約束で公共投資基本計画(10年間で430兆円の公共事業を行う)が作られ、内需拡大と称した大型公共事業が全国で展開されていったときでした。

 当初は鉄道建設・運営の主体はJRでと考えられていたようですが、JRは採算が取れないと撤退し、1991年、TXを建設・運営する第三セクターとして首都圏新都市鉄道㈱が設立されます。しかし民間からの鉄道への出資はほとんどなく、民間大手はむしろ沿線巨大開発による経済効果へと傾注していったように思います。

 鉄道の建設費も二転三転し、鉄道免許申請時は8000億円。それが1兆500億円まで膨れ上がり、第2次見直しで9400億円となり、最終的に8081億円と聞いています。その資金フレームも、40%が国の無利子貸付、40%一都三県の無利子貸付で、残りの14%が出資金、6%が財政投融資となっています。出資金で見ると千葉県は131億円、柏市が98億円であり、その上千葉県は無利子貸付金・646億円も支出しているのです。

 ですから、千葉県も柏市も大株主であり、その立場から、下請いじめの無法をただす事が必要であり、これから強く求めていきたいと思っています。




6月7日の「柏市民からの相談 住宅地域内の『無許可自動車修理工場』は問題では」で、千葉県建築指導課から報告がありました。2014年06月20日

千葉県建築指導課によると、「柏市が現地指導に入っている。問題の工場は第1種低層住居専用地域にあり、この地域は低層の住宅のための用途地域で、自家販売を目的としたパンとか豆腐製造などで、住宅と作業所が兼用のような場合のみ認められるところで、指摘の工場は自動車修理工場で違反。工場は違反であることを説明し移転を指導している」とのことです。

 

67日ブログ記事

小学校児童の保護者の方々から、住居専用地域に自動車修理工場があり、狭い道路で積載作業がはじまると通り抜けも危ない。敷地内に20台程度の車があり、爆発や火災の危険があるのでは、子供たちが巻き込まれたら大変、との相談でした。
 自動車修理工場は、関東運輸局の認証が必要ですし、自動車修理工場の建築は建築基準法による許可が必要です。まず千葉県の建築指導課に、相談内容を伝えました。



みんな集まれ、ブラック企業をなくそう2014年06月20日

「ブラック企業をなくす東葛の会」が交流集会を行います。

  ●7月9日(水)午後6時30分から

  ●柏市中央公民館講堂

  ●田村智子参院議員が「国会報告」を行います

本当に身近なところに、ブラック企業が。みなさん長時間過密労働を職場で強要されていませんか?残業の強要は?残業代はちゃんと払われていますか?

現場からの告発が力を発揮します。泣き寝入りしないで声をあげよう。ブラックな働かせ方、理不尽な契約を是正させた仲間がいます。

集まって交流し、力を合わせましょう。ぜひご参加を。


昨日紹介しました、TX(つくばエクスプレス)とたたかう仲間。高架下にのぼりを掲げました。

つどいと宣伝、そして議会対策2014年06月21日

今日は昼食をはさんで、柏市女性後援会の集いのお招きをいただき参加しました。朝から準備した炊き込みご飯やトン汁、持ち寄りの料理もいただきました。行事などが立て込んでいる最中でしたが30人以上の方が集まりました。

 私は冒頭、開会中の県議会のホットな報告を。朝日新聞が「珍しい応酬」と報道した、集団的自衛権行使への知事の同じ答弁の繰り返しのことや、県立高校で使用している歴史教科書をめぐって、自民党の攻撃がエスカレートしてきている県議会の実態をお話し、いまや県議会は政治的には「自共対決の様相」と言っても過言ではないと報告しました。その上で来春の県議選で日本共産党の議席躍進へのご支援をお願いしました。

 参加していた市議団の報告を聞いていて驚いたのは、いまの6月議会で市長は個人的とは言いながら「集団的自衛権行使を支持する」と答弁したというのです。県内で唯一、市役所庁舎に自衛官募集の垂れ幕を掲げているのも柏市だけです。これでは、若者を自衛隊に集め、海外での武力行使で「血を流せ」という路線を支援していると言われても仕方ないのではないでしょうか。政府の危険な動きに、首長や自治体が懸念の声をあげ始めているときに、この流れに逆行しているのが柏市だといわざるをえません。そしてこれは市民の思いとも大きく乖離していると実感したのが、午後の宣伝でした。

 お茶で乾杯

 手作りの昼食

 激励のお花と絵手紙もいただきました。

 

 午後からは、日本共産党柏市委員会で、柏駅東口デッキ下で「集団的自衛権行使容認へ反対の声をあげよう」と宣伝とシール投票を行いました。「あなたや家族が戦場に……『海外で戦争する国に』賛成?反対?」の前回と同じ投票でしたが、今回は反対が圧倒的でした。結果は反対・92、わからない・3、賛成・4でした。特徴的だったのは、信号待ちのときなど自ら手を出してシールを受け取りにくる方が半数近くいたことでした。市民は声を出す場が、意思表示する場がないんだと実感すると同時に、市民の行動が具体的になってきており、もっともっと宣伝を強める必要があると思いました。

 話しかけてきた高齢の女性の方は「一番上の兄が徴兵で終戦間際に戦地に行きました。日本が攻められたときに守るのは必要だけど、日本の自衛隊が外国に出かけていって戦争をするなどということをやってはいけない」と、力を込めて反対に投じていきました。若い男性の方は、反対に一票投じながら「昭和の戦争のときに、なぜこの国には『戦争の歯止め』がなかったんでしょうか」と率直な疑問を。教育を含めた戦前の絶対主義的天皇制のしくみなどの話をさせていただきました。

 決して市民のみなさんは無関心なんかじゃない、海外で戦争できる国になどしてはいけないとの思いを強く持っているんだと実感させられました。同時に声を上げ自らの意思表示をする場を求めているし、反対の世論を広げるために、さらに日本共産党の本領を発揮しなければと強く思いました。




市民の声が続々と2014年06月22日

日本共産党柏市議団が、市内全戸に配布し、みなさんにお願いしていた「暮らしのアンケート」の返信が続々と届けられてきています。これまでの実績を大きく上回り、すでに1400通にものぼっています。アンケートへのご協力、本当にありがとうございました。アンケートの回答をまとめた中間集約をいただきました。市民のくらしの実態、政治への要望が読み取れるものになっています。

 ●暮らしぶりは昨年に比べていかがですか?の問いに、苦しくなったという方は67,9%、暮らしが良くなったと答えたのは、わずかに1,5%でした。

 ●苦しくなった原因で一番多かったのは「物価が上がった」。ついで「税金の負担が増えた」となっています。原材料の値上げ、円安の影響での生活必需品の高騰が暮らしを直撃し、それに消費税の増税が追い討ちをかけ、市民の暮らしが窮地に追いやられている実態が読み取れます。

 ですからもちろん、消費税の増税については、75,9%の方が「反対」を表明しています。

 いま問題の集団的自衛権行使は、63,2%の方が反対。原発の再稼動についても、76,4%と圧倒的が反対であり、ホットスポットと言われ、原発事故の放射能汚染に苦しめられた市民の当然の声だと思いました。

 具体的に取り組んでほしい内容のそれぞれトップを紹介すると、通学路の安全対策、放射能除染の強化、医療費負担の軽減、若い人たちへの就労支援となっていました。

 全体を通して、市民の不安を取り除き、高齢者も若い人も安心して暮らせる社会・地域をつくってほしいという当たり前の願いが圧倒的市民の声だということも浮き彫りになりました。

 それにしても、これだけたくさんの人たちが、ペンを執りアンケートに記入し、封筒に入れて自らポストに投函するという行動を起こしてくれたということは、「自分も政治にモノ申したい」という市民の意識の発信だと私は受け止めました。

 日本共産党は全国で今回のような市民アンケートを実施しています。それは政治の原点が市民の暮らしの現場にあり、その市民の声に耳を傾け、願い実現のために力をつくす、市民が主人公の立場にしっかり立っているからです。

 サァこれからアンケートの声に応える活動を、市民の皆さんといっしょに進めていきます。




ちょっと、ひと休み2014年06月23日

面白い写真を紹介します。
 時々事務所に来られます。この日は長い時間、窓ガラスで休んでいたようです。イモリはおなかが赤いと言われているので、これはヤモリでしょう。ヤモリは「家守」と書くそうです。家屋にいる害虫を食べてくれることからこの名前になったと言われています。これからも時間があったら遊びに来てください。

 

こちらは、うちの奥さんが丹精込めて育てていたサボテンです。2年越しでやっと花が開きました。「何というサボテン」と聞いたら「きれいな花が咲くサボテン」と返ってきました。ともあれ癒されています。


 雨上がり、団地のアジサイがきれいでした

目前です、日本共産党演説会2014年06月24日

志位和夫委員長を迎えて行う演説会が目前に迫ってきました。

 ●6月28日(土)午後2時開会

 ●松戸市森のホール21

 いま各地で、来年のいっせい地方選挙勝利にむけ、党演説会が開催されていますが、どこでも好評です。

 通常国会が閉会しました。消費税増税、集団的自衛権行使、社会保障の解体など、国民の利益にそむく安倍政権の暴走が突出した国会になりましたが、一方で躍進した日本共産党の道理ある論戦で大きな成果も挙げています。一つは日本共産党がブラック企業規制法案を国会提出後、厚労省が5000社以上の立入検査と違法行為などの是正措置を実施したことです。法案にそくした共産党の論戦が現実に国政を動かしています。これは日本共産党の提案が、相手が誰であれ否定できない道理があることを示しているのではないでしょうか。

もう一つは、安倍内閣がこの国会で強行を狙った労働者派遣法大改悪案を審議未了・廃案に追い込んだことです。「生涯ハケン」「正社員ゼロ」に道を開く、この悪法に対して、立場の違いを超えた国民の共同・たたかいが大きく広がりました。「改悪」ではなく、抜本改正に向け、さらに運動を広げることが必要です。

日本共産党は、綱領、歴史、草の根の力をもつただ一つの政党です。だから国民との共同を広げることができるし、国民のみなさんといっしょに政治を変えるために力をつくすことができます。

どうぞ、志位和夫委員長のお話をお聞きください。松戸森のホールの日本共産党演説会にお出かけいただけますよう、ご案内申し上げます。

  加藤事務所前のポスターです。



今朝は柏駅南口でした2014年06月25日

朝は柏駅南口での宣伝。くさかみや子市議、後援会にみなさんと訴えました。予断を許さない事態となってきた集団的自衛権行使の問題、昨日、閣議決定された、大企業減税などを最大の目玉とした新成長戦略、いわゆる骨太の方針などについて訴え、28日(土)の日本共産党演説会のご案内もしました。

 集団的自衛権行使に関する与党協議の場に、自民党は今までの「自衛権発動の4要件」に代わって今度は「武力行使の3要件」を提示したとか、なんだか協議の場をまとめるために二転三転している感は否めない。中身も「国民の生命、権利が根底から覆される『おそれ』」の「おそれ」を「明白な危険」に置き換えるなど、目先を変えて小手先だけの修正で、何とか協議をと整えようとする意図がミエミエではないでしょうか。いったん閣議決定で憲法解釈を変えてしまえば、後でいくらでも拡大できることになるではありませんか。

 どんなに取り繕うが、核心は自衛隊の海外派兵にあるのです。いま世論も変化しつつあります、この真のネライを急速に広げなくてはなりません。ごいっしょに声をあげて生きましょう。

 宣伝の途中から、サッカーのユニホーム・青のTシャツを着た若者のグループが、うなだれた様子で何組も駅に向かってきました。「日本、どうだった?」と聞いたら「4対1で負けちゃいました。ゴメンなさい」と。ワールドカップ、格上のチームに果敢に挑んだ日本チームに応援コールを送っていた若者たちでした。「諦めないで立ち向かっていこう、ガンバロー」と思わず言葉をかけてしまいました。

 

 TXとたたかう仲間から写真が届きました。高架下の事務所に、ビラを貼だしたのです。駅周辺を通りかかったときには、事務所に声をかけ激励をしてください。