地域に怒りが渦巻いています2014年07月12日

今日は共産党支部の方々と地域訪問。午前中はもう我孫子市に近い北部地域でした。

 最初に訪ねたのはSさんでした。「私は福島の浪江町の出身で、津波で家がすべて流され路頭に迷った」と話し始めてくれました。「福島を出てからこちらで、大手のトラックメーカーに整備士として勤務していた」「定年と同時に、退職金などで、浪江町の兄貴から譲ってもらった土地に家を建てた」「住み始めて6ヶ月で、あの地震がきた」と振り返ります。

 地震発生当時はトラック運転の仕事をしていて、「その時、13mの津波を見た」「とにかく必死で、高いところに逃げた、夢中だった」「その後、新築の家はすべて流されていた」と当時の模様を話してくれました。

 「また福島から出てきたが、生活がどうしようもなくなったときに親身になって助けてくれたのが共産党でした」と語り、さらにSさんは語気を強め「石原大臣が『最後は金目でしょ』と言ったのはとんでもない」「私の兄貴は今でも、二本松の仮設住宅でくらし、親戚など4人が亡くなった」「金じゃないんだ、みんな、あの故郷にまた住みたい、元の生活に戻してほしい、これが一番の思いだ」と怒りを露にしました。そして「昔から共産党を応援していました」と話し、何の迷いもなく、仲間になってくれました。

 Sさんはプロ級のギタリストです。小さい頃からギターを手にして演奏し、今では自分で楽譜も手懸けるほど。さっそくその場で一曲披露してくれました。

 午後は、柏駅の西側の地域へ。とにかく暑かった、立っているだけで汗が流れ落ちてくる中での訪問でした。どこでも「安倍さんはおかしい」「本当に危ない時代になってきた」「私たちより、いまの孫の世代を戦争にやらないようにしなければ」と、集団的自衛権行使容認の閣議決定強行に、どこでも怒りが出されました。

 

 移動の途中、大好物のキムチ専門店に立ち寄り、キムチを購入。柏市根戸にあるお店は、若いご夫婦が手作りでキムチを仕込んでいます。お店には「消費税増税後も、前の値段で販売しています」の張り紙があり、消費税の増税分上げなくて大変でしょうと声をかけたら、奥さんは「どうせまたあげるんでしょう」と。上げさせないように頑張りましょうと言うと「上げないようにしてください。でもいまの政治のやり方は本当におかしいですよね。」「何か、言うこと聞け見たいな強引なやり方ですよね」と、ここにも怒りが。ともあれ季節のキムチを購入しました。わかりますか。「オクラ」「茄子」「ニラ」「山芋」の4種です。




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