政治の見方が変わってきているゾ2014年07月13日

今日は西南地域後援会のつどい「ざっくばらん懇談会」に平野市議とともに出席しました。

 私は6月県議会の報告として、まず、集団的自衛権行使容認や大飯原発再稼動差し止め判決などへの知事や県当局の答弁を紹介し、おおよそ論戦しようなんて気がサラサラない、言論の府の質の低下、劣化とも言うべき事態が進行していることを強調しました。さらに重度心身障害者・児の医療費の現物給付化に伴い一部負担金が導入され、新たな負担が押し付けられること、自動車業界言いなりで、消費税増税と同時に自動車取得税が軽減されることなどを報告。

 平野市議は、柏市立病院の建替移転は、最初からキャンパス駅近くに決まっていたことや、公設市場の移転失敗で損害賠償をする、その背景には、つくばエクスプレス沿線の北部巨大開発があり、市政を歪めていると報告。さらに集団的自衛権について「憲法九条は…時代の変化にあわせてかえることは例外ではない」「集団的自衛権行使容認は必要」と答弁した市長を糾弾。

 参加者から出されたのは「国会のテレビ放送などでも、最近共産党の声が聞こえない」「平和の党と言ってきた公明党の内部からも、文句を言う声が出ているらしい」「選挙をやれば自民党は惨敗するだろうが、自民・公明党政権というのは変わらないのではないか。どうしたら政治を変えることができるのか」「政府に不満を持っている人は80%もいるといわれているのに、変わらない。共産党はどう考えているのか」「なぜ右翼があんなに来て共産党を妨害するのか」「ここへきて若者への自衛隊の勧誘がエスカレートしている。ビラも撒かれている」などなど。いつもは身近な道路の改修や、信号機の設置、国保のことなどの質問が多いのですが、今回は、国政や共産党に関することに質問が集中。さらにもう一歩突っ込んで、政治を変えていく展望などについても質問が寄せられたのが特徴でした。

 「戦争か平和かの戦後最大の歴史的岐路に立っている」いま、解釈改憲の「閣議決定」の強行を目の当たりにした市民は、安部政権の暴走への批判だけではなく、「いまの政治を変えるにはどうすればいいのか」というところまで思いを巡らし始めているのではないかと強く感じました。まさに激変、世論は大きく変わりつつあることを実感させられました。





「柏まつり」神輿担いでみませんか2014年07月14日

暑い毎日が続いています、梅雨明けも間近でしょう。7月は「柏まつり」、今年は、26日(土)、27日(日)です。

 

 メインは何と言っても神輿パレード、日曜日の午後となります。神輿担ぎ手大募集です。初心者の方も女性の方も大歓迎です。とにかく頭を真っ白にして、大汗かいてリフレッシュしませんか。申し込み待っています。
参考に昨年の写真を掲載します。




八ツ場ダム建設の現場を歩く2014年07月16日

昨日・15日は、工事が進められている八ツ場ダム建設の予定地、長野原町の現況を調査してきました。現地視察を企画したのは、超党派で作られている「八ツ場ダムを考える1都5県議会議員の会」です。マイクロバスで移動しながら現地での説明を主に担当してくれたのは、「八ツ場あしたの会」の渡辺洋子事務局長と、共産党の伊藤ゆうじ群馬県議でした。

 高崎駅から、吾妻線で1時間20分、川原湯温泉駅前集合でスタートとなりました。集まったのは総勢22人で、東京、埼玉、千葉、群馬、栃木の議員たちと、国会から塩川鉄也衆院議員、吉良よし子参院議員も参加し、終日現地の調査を行いました。

 スタート前の川原湯温泉駅前には、現地に住んでいる高山さんが来てくれてあいさつ。高山さんは「旧国道は閉鎖しないでほしいと国交省に要望している」「水没地帯からはもうすでに7~8割出て行ってしまっている」「とにかく言いたいのは『村が壊されたと言うこと』」「10年前に完成していれば、まだ村は残されていたのに…」「町も国も納得のいく説明をしてほしいということだ」と語気を強めました。

 川原湯温泉駅前の吉良参院議員と塩川衆院議員

 まず旧川原湯温泉街へ。もうほとんどの旅館は取り壊され、跡地には土台だけが残されていました。共同浴場として親しまれていた、川原湯の源泉「王湯」は6月30日に閉館。

 わかりますか、今でも硫黄の匂いがする源泉が沸いています。

 建設中の「新駅」です。10月1日から付替鉄道の開通が予定されています。しかしダム湖が満水の時には、写真右の緑地のところまで水が満たされます…線路は水没しないのだろうか?

 打越代替地の一番外れです。水を抜いて吾妻川に流しています

 そのすぐ脇に「道路工事」の看板が。吾妻渓谷につくるダムサイトをつくる工事用車両搬入用の道路整備のため、急ピッチで山を削っていました。

 吾妻渓谷の八ツ場ダム建設予定地

 松谷水力発電所から流れる水流。八ツ場ダムが出来ると、ダムに水を貯めるために水力発電所に送られていた水の大半を吾妻川に戻さなければならず、発電量が大幅に減少するとのこと、そのために東京電力に200億円もの補償金を支払うというのです。本末転倒、何のためのダムなの?

 現在の川原湯温泉駅の真上に見える、一号橋の建設

 一号橋の横、茶色に見えるいくつかの戸建住宅が「クライングルテン」。宿泊施設つき都市住民向けの農園だそうで、しかし40mも盛土した上に作られている建物で、本当に大丈夫なの?

西宮・東宮遺跡発掘現場の看板。1783年、浅間山が噴火し、山麓から高速で流下した土石流が吾妻川になだれ込んで、さらに周辺の集落をも埋め尽くし、1500人の死者を出しました。当時の住居跡などの遺跡の調査している場所です。

 群馬県埋蔵文化財調査事業団の方から説明を聞く

 西宮遺跡の発掘調査をしている現場

 写真の電柱の黒いところまで土砂に埋まっていました

 林地区の地すべり地帯で、地すべり計測システムなど、伊藤県議の説明を聞く

旧「やんば館」は閉館し、道の駅に移動していました。

新しく発覚した問題、鉄鋼スラグです。代替地の地盤整備などに、フッ素や六価クロムを含む鉄鋼スラグが使われていることが新たな問題として浮かび上がってきました。これを除去するとしたら大変な作業量になります。

 八ツ場ダム建設は、昨年、民主党政権が事業ストップをかけたことを理由に、事業期間を4年間延長し、平成31年度完了と計画変更を行ないました。しかし今回進捗状況を見て、計画年度内完成は到底無理であると同時に、現在も手付かずの4600億円の事業費の増額変更、積み増しが必至であると感じました。そうすれば当然、千葉県のさらなる負担金も要求されてきます。こまでも指摘してきたことですが、八ツ場ダムが治水利水の両面で本当にいま必要なのか、根本からの検証が必要だという思いをさらに強くしました。「一度始まったら止まらない」公共事業のあり方そのものを見直す時にきているのではないだろうか。

 

今日・16日の気温。柏駅西口、りそな銀行の温度計、12時、すでに32度に達していました。午後4時前には、35度を記録、とにかく暑い。




国民平和大行進・柏2014年07月19日

今朝は、国民平和行進・柏コースの出発式が行われ、市議団とともに参加しました。出発式には130人を越える方々が参加しました。

 北海道→東京の通し行進者の方は82歳とか。実に元気にスタート時にも「柏のみなさん、元気に出発しましょう」と励ましの声をかけていました。

 市議団とともにあいさつをさせていただき、私は先日、ブログでも紹介した、ゴジラと水爆実験の映画を引用し、「核兵器も原発も、人類の生存とは相容れない。ともに『ゼロ』をめざす運動を展開しよう」と訴えさせていただきました。

 市役所前の集まった参加者のみなさん

 実行委員長の竹内土建柏流山支部委員長のあいさつ

 日本共産党のあいさつ




元気な柏民商の総会2014年07月20日

今日は、柏民商の第41回定期総会が行われ、参加しました。冒頭の千商連の方の挨拶で、柏民商は、会員・読者・共済の三つの目標を達成した県内唯一の組織であり、昨年よりも組織を大きくしてこの総会をむかえている、県内でももっとも元気な民商だと紹介がありました。

 私も春のお花見、総会とお邪魔をしていますが、元気になってきている民商というのを実感しています。

 私は6月県議会の様子を紹介し、喫緊の課題となっている集団的自衛権行使の問題について、数の力で閣議決定を強行した安倍政権だが、深部を見れば国民の力で追い詰められているのがいまの安倍政権の実態だと強調をさせていただきました。一橋大の渡辺治名誉教授は「第一次安倍政権の明文改憲政策を破綻させた九条の会」という論考の中で、これまでできなかった解釈改憲の限界を突破し、明文改憲に道を開くために登場したのが第一次安倍政権だったと。ところが2004年に作られた九条の会は全国で7500もの組織へと広がり、安保闘争のような数十万の人たちが国会を取り囲むような状況はなかったけれど、九条の会などで、おそらく100万人以上の市民が動いたのではないかと述べています。その中で大きな変化が生まれてきた、九条の会の広がりの中で、改憲賛成の世論が減り、反対の世論が増える中で、直近の調査では、反対派が賛成派を上回る、逆転する事態となった、そうなると当初の目論見であった明文改憲には打って出られない、国民的運動が広がる中で、第一次安倍政権の明文改憲政策はものの見事に破綻したと渡辺教授は指摘しています。

 そうであるなら、もう一歩突っ込んで、今度は解釈改憲の息の根を止めるまで運動を広げようではありませんか。この間の改憲をめぐる攻防が私たちに示しているのは何か、政治を動かすのは数の力ではなく、やっぱり国民の声と運動だということではないでしょうか。

冒頭、あいさつをする吉田会長

私の訴え

 

昨日、今日は団地まつりです。実は昨夜の大雨で、盆踊りが中止になりました。今夜はこれから、恒例のまつり会場めぐりです。まつりの様子はまたご報告します。




恒例の団地まつり2014年07月21日

一昨夜は大雨に見舞われた団地まつり、昨夜は何とか天候も持ちこたえ、団地センターは大賑わいでした。私たちは、これも恒例、平野市議、後援会の人たちとまつり会場に出向いて、住民の皆さんと交流。楽しいひと時を過ごしました。

 柏市内でも高齢化率トップの豊四季団地、65歳以上の方が4割を超える地域ですが、まつりの時には小さい子どもを連れた方など、若い人たちが驚くほどどんどん集まってきます。近隣だけではなく、団地を巣立った子どもたちが、いわゆるふるさとの祭りに駆けつけてくるのです。ですからあちこちで「柏三中っ子」たちの輪ができていました。

 豊四季団地は「全面建替え」指定団地で、URによる建替え工事が今も進められています。建替えによって団地の様相は変わっても、「柏三中っ子」たちが集まる場であり、地域のコミュニティ支えてきた、団地まつりは引き続き残したいものですね。

 小雨ふる中での盆踊り会場

 バンド演奏会場、こちらもステップ、ダンスの輪が出来ていました

 「柏三中っ子」たち

 エッ、懐かしい「ひまわり浴衣」が。写真がブレて、よくわからなかったらゴメンナサイ。これは豊四季団地の日本共産党を語る上でも欠かせないシンボルとも言うべきものです。もう40年近く前になりますか、野村洋子元市議を押し上げた後援会の女性陣たちが、シンボルマーク・ひまわりを染め抜いた、紺の浴衣を仕立て、さっそうとお揃いの出で立ちで、盆踊り会場に花を咲かせという歴史をもっているのです。住民の中に溶け込みつつ、同時に自らの要求実現もしつつ、その中で日本共産党ここにありをアピールした楽しい後援会活動だったと思います。当時はみんな30代だったかなあ、弾けんばかりの姿が目に浮かぶようです。

 建替えが進み、昔の面影が少なくなってきている豊四季団地ですが、もう一度、お揃いの「ひまわり浴衣」の盆踊りを再現できないだろうかと密かに願っています。




農家の声を聞いて2014年07月23日

先週、印西市の農家、Nさん宅を農民連の小倉事務局長とともに訪れ、話を聞いてきました。

 Nさん宅では、今年2月の2度の大雪の際に、約100坪の、農機具などを収納しておく建屋・倉庫が全壊し、農機具や乗用車などに大きな被害を及ぼしました。

 Nさんはさっそく市役所に行って罹災証明を申請(木造作業場・被害面積300㎡)しました。その後、証明書が発行され、被災補償の申請をしようとした際に市は「この建屋は、建築確認が出されていないので印西市は雪害の補助金は出せません」と言ってきたそうだ。

 Nさんは、建屋・倉庫は祖父の代から建て増しで使用しており、建築確認の有無など全く知らなかったと言います。「今回の被災補償は印西市だけで200軒近くが対象になっているのに、対象外はウチだけではないか」とNさんは怒りを露にしていました。

 農業用の作業場・倉庫の建築確認を取って建設している農家はどの程度あるのだろうか。Nさんは現在、コメを1.5ha、野菜はハウス中心に1haを耕作し、産直センターなどに出荷しており、地域の中堅的農家です。このままでは新たに倉庫を作るために、1千万円程度の借金をしなければなりません。なんか理不尽な気がして仕方ありません。

 建築確認が問題ではなく、現に農業用の倉庫・作業場として使用されているところが、倒壊し被害にあっているのだから、農業の再建という視点から見れば、もっと臨機応変な対応が必要なのではないだろうか。

 Nさんは、29日に、農民連の仲間とともに、農水省に直談判に行くそうです。農業者中心の支援という立場に立った農政を進めていくために、Nさんを応援していっしょに動いていこう。

 倉庫倒壊時の写真

 倉庫が建っていた場所

 ブルーシートで保管されている農機具。もう錆びが出てきていて、使えるかどうかと話していました。




自衛官募集の垂れ幕2014年07月26日

昨日の東京新聞の特集で「自衛官募集 自冶体に協力義務」「適齢者情報提供言いなり」との記事が掲載されていました。なんと写真は柏市役所。庁舎に掲げられている「自衛官募集中」の垂れ幕が映し出されていました。

 松戸市は二日間だけ垂れ幕を掲げ、すぐに撤去。今でも県内でこの垂れ幕を庁舎に掲げているのは柏市だけだと聞いています。

 市民団体の方のコメントがあり「もし、自冶体による募集で入隊した自衛官が戦死することになれば、遺族は首長の責任を問うかもしれない。自冶体はそういう責任感を持っているのか」と批判していましたが、戦前の徴兵制を想起させるような事態になりかねないと危惧するのは私だけだろうか。

 一方、集団的自衛権行使容認の閣議決定後、自衛隊の採用説明会の案内が高校三年生の自宅に届き始め、高校生の間に不安が広がっているとの報道もあります。「憲法が変わったら自衛隊の入らなければならないのか」「集団的自衛権行使で、徴兵制かと思った」などなど。

 国が「戦争できる国」づくりへまっしぐらに突き進み、集団的自衛権行使容認の閣議決定を強行し、市民の中に、不安な思いが広がっている中、垂れ幕も情報提供も国言いなりでいいのかという、自冶体のあり方が問われているのではないだろうか。




暑かった「柏まつり」2014年07月28日

この土日の行われた柏まつり。昨年は二日間で、70万人もの人出だそうで、今年はどうだろうかと、土曜日は夜に出かけてみたが、西口のイベント会場は、人、人、人で歩くのにも苦労するほどの混雑ぶりでした。

 そして日曜日は、恒例の神輿パレード。出発前に雨が降り始めましたが、程なく上がり、快調にスタート。体中グショグショになりながら、メイン通りを練り歩きました。写真で紹介します。

 神輿の御魂入れ

 掛け声勇ましく。汗だくで担ぎました

 女性も神輿を盛り上げました

 かわいい神輿仲間を紹介します

 恒例の、柏まつり纏

 

 でも昨日の新聞では、神輿の担ぎ手がいなくて、伝統ある神輿を、博物館などに保存をする町会も出ているとか。地元の若い人たちで何とか引きついでいきたいものですね。




広がる賃金格差2014年07月29日

本日の「赤旗」一面は、「企業トップと社員 賃金格差過半数で50倍超」と、賃金格差の広がりを報道しています。一億円以上の役員報酬が公開されるようになったのは、20103月期以降です。そこで赤旗では、2010年度と2013年度両方で報酬が一億円を超える企業に限定し調査したそうです。それによると賃金格差が50倍超の企業が増え、明らかに格差が広がっていることがわかります。ちなみに日産は、カルロス・ゴーン氏の報酬が99500万円、一方で社員の平均賃金は767万円ですから、実に賃金格差が129倍にもなっています。

 同じような報道は、24日付の東京新聞一面です。役員報酬上位100社の調査で、「トップと年収格差44倍」「4年前より拡大」「伸びない社員給与」と報道していますが、役員と社員の格差が、200倍を超えている企業が2社あったのには驚きです。

 一方、今日の東京新聞では、大企業の内部留保が304兆円に達していると報道。法人税の引き下げも、さらに内部留保がさらに増えるだけと指摘もしています。

 一人当たりの役員報酬は11%増と大幅にアップしたと報じられているが、働いている社員はどうか。厚労省の勤労統計調査では、物価の上昇分を差し引いた5月の実質賃金指数は、昨年と比べマイナス3.8%、11ヶ月連続で減り続けているのだから、こんなおかしな話はないでしょう。

 非正規社員を増やして、人件費を削って、役員と企業の内部留保だけが肥え太る、これは誰が見てもおかしい。儲けが出ているのなら社員の給料も増やすのが当たり前ではないのか、そうしなければ個人消費につながらない、このままいったら景気悪化の悪循環が続くばかりではないだろうか。いまこそ「内部留保を取り崩して賃金へ」「消費を拡大して景気の回復を」の声を太く大きくしていこう。