ブラック企業をなくそう、交流集会2014年07月10日

昨夜、柏市内で「ブラック企業をなくそう、交流集会」が行われ、100人を超える人たちが参加しました。主催は5月に市民の有志によって立ち上げられた、「ブラック企業をなくす東葛の会」です。

 冒頭、会の代表委員である、東葛病院の大野義一朗副院長があいさつ。「なぜ医師がブラック企業をなくす会に入っているのか、医者は白衣を着ているが、実に仕事はブラックだ、36時間勤務という時もある、またこの間、毎年、派遣村をやってきて、過酷な勤務実態にある人は病気と隣り合わせにあることも知り、会に入って運動を進めたいと思った」と、ユーモアをまじえた話が印象的でした。

 田村智子参院議員がかけつけてくれて、国会報告を行ってくれました。日本共産党が提出した、ブラック企業規制法案が廃案にならずに「継続」審議となった背景などについて言及。日本共産党が事実を突きつけた論戦を展開し、厚労省も動かざるをえなくなり、与党議員もブラック企業の現状は見過ごせないという流れを作り出したと国会の様子を報告。ブラック企業は許せないと言う国民の運動が広がり、その力が国会やブラック企業を動かし始めているとの話は、みんなに元気と勇気を与えるものとなりました。私は大きくなった国会議員団が思う存分、その力を発揮しているなと心強く感じました。

 その後、私を含め、9人がこの間の運動やたたかいを報告。公共の障害者福祉施設で臨時職員が急増し、本来の役割を果たせていない職場の告発や、TX(つくばエクスプレス)を運行している、首都圏新都市鉄道の不当な下請切りなど、理不尽で不当な実態が語られました。

 ブラック企業とのたたかいは、何よりも現場からの告発が大事です。しかし、声をあげたくても、あげられない人たちがたくさんいるのも事実であり、その人たちが気軽に安心して相談できるところまで、「ブラック企業をなくす会」の運動を広げていくことが、いま求められていると思います。

 私は「この街にブラック企業はいらない」を合言葉に、運動のすそ野を広げようと訴えました。

 

 冒頭のあいさつをする、大野義一朗医師

 田村智子参院議員の国会報告

 

そして、今朝の柏駅西口での早朝宣伝では、「ブラックバイトにレッドカードを」のビラと日本共産党の「ブラックバイトから学生生活を守ろう」のアピールを配布しました。




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